第30回日本TDM学会・学術大会を2013年5月25(土)、26日(日)に市民会館崇城大学ホール・熊本市国際交流会館(熊本市中央区)で開催することになりました。
本大会のメインテーマは「TDM・新たなる挑戦〜30th Anniversary in Kumamoto〜」といたしました。1984年に始まったTDM学会は今回で第30回という節目を迎えます。より進歩した個別化薬物投与設計に挑むことはもちろん、この大会に初めて参加して新たにTDM業務に挑戦する、TDM経験者がより幅広いTDMの実践に向けて挑戦する、新たに承認されたTDM対象薬のTDM実施に挑戦する、TDMに関する最新の情報を生かして新たな臨床研究に挑戦するなど、この学会を通して「新たなる挑戦」を呼び掛けていきたいと思います。
理事長講演、特別講演、招聘講演、4つのシンポジウム(@腎機能低下時のTDM、A30周年記念企画: PK/PD/PGx/診断/治療における新規バイオマーカーとしてのmiRNAの有用性、B抗菌薬のTDMガイドラインの検証、CTDMとクリニカルトキシコロジー〜毒性回避のためのモニタリング〜を用意します。また新企画としてプレナリーセッションと症例から学ぶ実践TDM(TDM教育セミナー)を用意しております。プレナリーセッションでは国内外で掲載されたTDMに関係する論文を含む学問的に優れた独創的な内容の口演を、公募により選出します。また教育セミナーではTDMの必要な薬剤を厳選し、これらの薬物の基礎・実践・症例について解説していただきます。さらに教育講演、スキルアップセミナー、TDM解析を自ら体験できるセミナーや展示も予定しております。
医療現場の方々、研究者、学生、製薬企業の方など多くの職種の方々にご参集頂き、活発な討論を通じて、より良いTDM、より良い個別化薬物療法が発展・普及することを願っております。
本大会がTDMの発展に益々貢献できるように、多くの方々の参加をお待ちいたしております。
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